メタボ あなたは大丈夫?


「メタボリックシンドローム」という言葉をご存知ですか?
何年か前から、検診でもお腹周りを測るようになっています。太っていることの代名詞として「メタボ」と言ったりします。

Profile of a sad fat man observing his belly
今日は、「メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)」についてのお話です。

「メタボリックシンドローム」とは

『肥満』と『高血圧』『糖尿病』『脂質異常症』は、それぞれ単独でも『動脈硬化』を引き起こす原因と言われています。これが2つ以上になると、その危険性は一気に増えることが分かってきました。そこで、『肥満』に加えて、これらの病気を抱えている人を早期に発見して治療介入することで『動脈硬化』を予防しようという試みが国際的になされるようになりました。
日本でも独自のルールを作成して検診にも導入されています。

『動脈硬化』は何が悪い?

『動脈硬化』は、動脈が硬くなることです。動脈は若いうちはしなやかで、新品のホースのようなものですので、その中を流れる血液は抵抗なくスムースです。ところが、年齢とともにコレステロールが動脈の中に蓄積して古びたホースのようになってしまうと、その中に血液を通すには圧をかけなければ、抹消まで届かなくなってきます。このような状態が『動脈硬化』です。
『動脈硬化』になると『脳梗塞』や『心筋梗塞』になる可能性が大きくなってゆきます。最終的には死に至るか、死なないまでも麻痺などの後遺症が残り人生設計が大きく狂ってしまいます。

メタボリックシンドロームの診断基準

日本では、ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm女性90cmを超え、『高血圧』『高血糖』『脂質代謝異常』の3つのうち2つに当てはまると「メタボリックシンドローム」と診断されます。

診断されたら治療は?

40代以上の2人に一人が「メタボリックシンドローム」に該当するといわれています。
まさにアラフィフの方が対象なのです。検診や診察時に「メタボリックシンドローム」と言われた事がある人は多いのではないでしょうか。
ところで、「メタボリックシンドローム」と診断されたからと言って、特別な治療があるわけではありません。
『高血圧』『糖尿病』『脂質異常症』の治療を行うことになります。
基本は【食事療法】と【運動療法】です。【禁煙】も大切です。

「健康に長生き」の為に「メタボ」を克服しましょう

 

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