健康診断は受けた方がいい?


会社勤めの人は毎年1回以上健康診断を受けなければならないことになっており、雇い主は健康診断の実施義務を怠ると、50万円以下の罰金と法律で決まっています。『労働安全衛生法』
したがって、好むと好まざるに関わらず受診しているはずです。
自営業の方や専業主婦の方の場合は、国民健康保険に加入していれば、40歳以上の方は年1回健康診断を受けることが出来ます。市町村からの健康診断案内が送られてきているはずです。費用は市町村により負担額が異なります。これは任意であり、罰則もありません。
今日は健康診断のお話です。

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健康診断はなぜ受ける?

『生活習慣病』の予防、『がん』の早期発見が主な目的です。
自分の健康状態を把握しておくことで、生活習慣を改めて『生活習慣病』にならないようにすることが期待されています。
また、『がん』の場合は早期発見により、早期治療を行うことで、治癒する可能性は非常に大きくなります。

健康診断は受けた方がいい?

したがって、「高齢になっても健康で、介護を受けること無く生活をしたい」と考えているのであれば、健康診断は受けていて損はないと思います。
すでに『高血圧』や『糖尿病』などで内科に定期的に通院している人は、いつも病院で検査して貰っているからと、健康診断をしない方も居ます。
費用的にも医療保険であれば、個人負担は軽いですから、高額な検査は不要と考えることは理解できます。
しかし、健診の項目が全てなされているかどうかは、その中身を見てみないと何とも言えません。レントゲン検査をしていないとか、尿検査は実施していないなど、罹っている病気に関係ない検査はされないことも多いのです。

検査で「要精査」といわれたら?

要精査あるいは医療機関受診を勧められたら、出来るだけ早く受診するようにしてください。
時々、「何年も健診で引っかかっていたが無視していたら、○○○の調子が悪くなって受診した」と外来を受診される方がいます。忙しかったり面倒だったりとか、それぞれの方に理由はもちろんあると思いますが、折角健診で指摘されていたのですから、もったいないなあと思います。

健診の目的は早期発見。受けて損はありません。

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