アラフィフの悩み


最近、30年来の友人と食事をする機会がありました。若かりし頃の思い出話に花を咲かせたり、現在の仕事についてなど時間を忘れて楽しい時間を過ごしていたのですが、中でもやはり
そこでの話題は、「健康と親の介護」が中心でした。
「昔はこんなことを話すとは思いもしなかったね」と語らうにも、お互いの学生時代を知る身にとっては万感の思いがあります。

今日は、その時の話題にも関連している、これまでお話ししたことがあるテーマについて再度紹介したいと思います。

ご自身の健康

「このところ老眼になってしまったのか、携帯電話の画面を見るのが辛く感じる」とのことです。老眼は、病名としては『老視』です。

『老視』については、以前にもお話ししたことがあります(『老眼あなたは大丈夫?』)。
『老視』は、年齢と共に目のレンズである水晶体が硬くなって、見るものによってその厚みを調整することが出来なくなった結果として起こります。症状は、近いところの物が見えにくくなる事です。人間は100歳まで生きれば必ず皆老視になりますが、人によって発症の年齢に差が出ます。早い人では40歳前後からなるので、仕事や生活に支障が出てしまいます。眼鏡やコンタクトレンズで矯正するしか手はありません。
ところで、余談ですが【白内障手術】で、水晶体を人工レンズに入れ替えた場合には、レンズの厚みを調整することが出来ませんので『老視』と同じ状態になります。この時には、あらかじめ「日常よく使う距離が見え易いように」レンズを選ぶ必要があります。

母の急変

また、彼女の一人暮らしのお母さんが数年前に自宅で倒れて『外傷性脳出血』と『頭蓋骨骨折』の大怪我をしました。この時は何とかお母さん自身が、ご本人に電話をかけてきたので、急遽実家に戻って救急搬送をされたそうです。「いざという時に救急車を呼ぶ」ことは皆さん知っていますが、実際に呼ぶには抵抗があることと思います。

救急車を呼ぶことの必要性について、以前お話ししたことがあります。(『あなたは救急車を呼んだことがありますか?』)他人の目を気にしたり、救急車を呼んだことが無くて呼ぶことに躊躇いがあることは理解できますが、命を救う為には、一刻も早い救急要請が必要なのです。

一人暮らしの母

お母さんは、夫に先立たれて数十年来、一人暮らしです。ご本人は、30分ほど離れたところに住んでいます。上記の急変があってからは、以前にも増して頻繁に電話がかかるようになっているようです。月に2回『高血圧』と『不整脈』で近くの医院を受診するのに付き添います。
今はまだ大丈夫のようですが、近い将来には、必ず外来通院が困難になってくる時がやってきます。「訪問診療」をお願いするか「施設入所」を考える必要が出て来るのです。
この時に『訪問診療いつ始めます?』や『親の施設の選び方』を参考にしていただければと、思っています。

夫の肥満

また、最近ご主人が太ってきたとの事も心配されています。
肥満は、高血圧・糖尿病・脂質異常症と並んで『メタボリックシンドローム』を形成する一つで『肥満症』という病気になります。(『メタボ あなたは大丈夫?』)

肥満があると『生活習慣病』になりやすく、その結果として『脳梗塞』や『心筋梗塞』となってしまい、命に関わってきます。すぐにどうなるという訳ではありませんが、将来のためには、ダイエットが必要です。

アラフィフは自身の健康と親の介護が心配です

 

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