『更年期障害』について


同い年の医学部同級生のお宅にお邪魔して色々お話しする機会がありました。
彼女は産婦人科医です。現在週4日の当直をこなし、この2年間365日休みなく働いているという超ハードな生活を送っています。とにかくバイタリティーに溢れていて、同じ年齢ながらいつもその体力に驚かされます。

今回、彼女との話の中でアラフィフ世代の病気である『更年期障害』について聞きましたので紹介したいと思います。

『更年期障害』とは

一般的には、女性の閉経前後の様々な症状全般を指します。男性にも更年期があると言われていますが、女性ほどはっきりした症状はありません。
女性で多い症状は、ホットフラッシュという顔の火照りや動悸などです。

原因

閉経前後で、女性ホルモンの分泌量が大きく減少することが原因と言われています。

治療

症状がひどくて日常生活に支障をきたす場合には、【ホルモン療法】の適応となります。
【ホルモン療法】とは、減少した女性ホルモンを、飲み薬や貼り薬によって補充する治療です。
特に、ホットフラッシュには有効なことが多いのですが、効果は人によりけりです。
デメリットとしては『血栓症』や『子宮体癌』になる危険性が増すことが挙げられます。余り日常生活に支障のない場合には、漢方薬で症状を和らげることもあります。また、その症状について「特に異常な事ではありません」と説明するだけでも、安心されて症状緩和につながることもあるそうです。また、ひとたび何か事が起こると、「すわ一大事」とばかりに体はそちらの方の対策へと向かって、『更年期障害』の辛い症状については忘れてしまう事も多々あるそうです。
メンタル的に落ち込むことも『更年期障害』の症状の一つですが、こちらは薬物治療はあまり期待できません。
動悸やめまいが前面に出る場合には『更年期障害』以外の、内科疾患が原因のこともあります。「アラフィフだから私は更年期障害」と安易に考えずに、内科的な精査も一度は受ける必要があります。

それにしても、やはり「餅は餅屋」ですね。
専門家の説明は分かりやすくて、とても勉強になりました。

頼れる友人がいることはありがたいことです

 

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