最期の死に場所はどこ?
亡くなる、その最期の時に「あなたはどこで過ごしたいですか?」
また、「家族の死に場所はどこがいいですか?」
ある調査によると、「自分は自宅が良い」と、答える人が多く、「家族には病院で亡くなって欲しい」と、考えている人が多いようです。
家と病院の、どちらかが良いと言うわけではありません。
ただ、病院で亡くなる人が8割以上の日本においては、【家で最期を迎える】という選択肢が提示されないままに病院で過ごす事も良くあるようです。
また、「家では医療者も居ないし、何かあった時にどう対応して良いかわからず不安だ」と、思われる方も多いと思います。
私たち在宅医療に関わる者は「家で最期を迎えたい」とお考えの方に、全力でサポートします。
医者が出来る事は限られておりますが、看護師、リハビリ、ヘルパー、ケアマネージャーなどの、多職種でチームを組んで、ご本人や家族の不安を少しでも取り除けるようにしたいと思っています。
『家での看取り』を少しでも考えている方は、周りに家庭医や在宅医の診療所があれば相談してみて下さい。
私の勤務するクリニックでは『家で看取るということ』というパンフレット(通称「看取りのパンフレット」)を作成して、患者さんにお配りしています。