エンディングノート
あなたはエンディングノートを書いたことがありますか?
エンディングノートとは人生の最期を迎えるにあたり、自身の思いやご希望を周りの方に伝えるノートです。
よく似た性質のものに遺言状がありますが、遺言状は法的拘束力があり主に財産の分与に主眼をおいて作られる堅苦しい書類であるのに対して、エンディングノートはより私的なノートであり財産のみならず色々な希望を気軽に記す事ができるという点で異なっています。
最近のエンディングノートには色々な様式の物が市販されています。
中には遺言状のように財産に関して記載する物もありますが、「自分が何を大切にしているのか」、「自分で意思表示が出来ない時には誰に代わりに判断して貰うか」、「告知は受けたいか否か」、「延命処置はして欲しいか」、「葬儀はどのように行って欲しいか」などの自分の気持ちを記しておくものになっています。
全て埋めなくてもよいので、試しに書いてみてはいかがでしょうか。
書くことによって、改めていざという時に自分はどうしたいのか、どうして欲しいのか考えるきっかけになります。
出来れば家族とオープンに話しながら進めてゆくと、あなたの考え方、生き方を理解して貰えて良いと思います。
エンディングノートがあれば、あなたの希望が叶えられる可能性が高まります。
そして、残された家族もあなたの最期をどのように見送ったら良いか悩まなくて済みます。
まだそんなことを考えるのは早いと思うかも知れません。でも、その時は突然やってくる事もあります。まだ60代だから50代だからと安心はしていられません。
また、エンディングノートは、一度書いたらそれでおしまいと言うわけではありません。人はその時々で考え方も状況も変化してゆきます。
変わって構わないのです。何度でも書き直せばいいのですから。
あなたの最期をぜひご自身でプロデュースしてみて下さい。