『アナフィラキシーショック』は怖いよ


行楽にはもってこいのシーズンがやって来ました。ゴールデンウイークには皆さんも野や山に出かけたことでしょう。

さて、野山で蜂に刺されて急に意識が無くなって、病院に担ぎ込まれることを耳にしたことはありませんか?これは『アナフィラキシーショック』と言って最悪は死に至る病気です。

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蜂の毒だけではなく、特定の食材、例えば蕎麦などのアレルギーを起こす物質【アレルゲン】が体に入って、急性のアレルギー反応を起こす事を言います。

今日は『アナフィラキシーショック』のお話しです。

症状と対応

症状

『アナフィラキシーショック』は蜂に刺された後などに、次のような症状が比較的短い時間に急速に起こります。

  • 全身が痒い、唇が赤く腫れるなどの蕁麻疹
  • 血圧低下
  • 声がかすれる(嗄声)声が出にくくなった
  • 意識がぼんやりする、気分が悪い
  • 下痢・腹痛
対応

上記の症状が出た時にはすぐに医療機関を受診することが必要です。
対応が遅れると喉の中が腫れて呼吸が出来なくなり最悪死に至ります。

治療

軽症の場合は抗ヒスタミン薬などで治まることもありますが、重症の場合にはアドレナリン(エピネフリン)を注射したり、ステロイド点滴をしたりします。
また、『二峰性』といって、一旦治まっても再度状態が悪化する可能性がありますので、入院して経過観察が必要になります

予防対策

一度でもアナフィラキシーショックを起こした人は【エピペン】という注射器を常に持っておく必要があります。そして、アナフィラキシーが疑われた時には、すぐに打てるように周りの人にも知らせておいた方が安全です。

蜂の場合は初めての時は大丈夫でも、2回目に刺された時に『アナフィラキシーショック』を起こすことがあります。
また、食材についても、今まで大丈夫であったものが、突然アレルギー反応を起こすこともありますので、絶対大丈夫とは言えません。

『たかが蜂』ですが、命取りになりますのでご注意を

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