糖尿病あなたは大丈夫?


今日は生活習慣病の中の1つである、糖尿病についてお話しします。健康診断で糖尿病と言われたことがあるアラフィフの方は結構多いのではないでしょうか。
4419928416_5f57ddd519_o
生活習慣病全般に言えることですが、これらは血管を壊します。『糖尿病』の場合は血管内の糖分が血管壁に障害を与えます。全身の大小さまざまな血管が切れたり詰まったりします。
血管の障害される場所により症状の出方が変わります。
いわゆる三大合併症と言われる糖尿病末梢神経障害、糖尿病性眼症、糖尿病性腎症は細い血管が詰まることによって起こります。
少し大きい血管では脳梗塞や心筋梗塞などの病気を引き起こします。糖尿病ではこういったさまざまな病気の原因(危険因子)となるので困るのです。

糖尿病のメカニズムを簡単に説明します。多糖類や炭水化物などを食べると胃腸で消化吸収分解されて血管内に糖分が増加します。この糖分を体の細胞が取り込んでエネルギーに変えます。この取り込みには膵臓で作られるインスリンというホルモンが必要になります。インスリンが何らかの原因で作れなくなったり、インスリンの働きが弱くなってしまうと血管内には糖分があるのに、細胞には取り込めない状態となります。これが糖尿病です。

糖尿病の種類は大きく2つあり、ひとつは何らかの原因で膵臓インスリンを造ることが出来なくなり、外から入れないと生きて行けない『1型糖尿病』といわれているもの。
もうひとつはインスリンはあるものの、肥満などによって働きが弱ってくることによって起こる糖尿病で、『2型糖尿病』といわれています。数の上では圧倒的に2型が多いです。

2型糖尿病の治療はまずは食事・運動療法から始めて、血糖コントロールが上手くゆかない時には薬を飲みながら食事・運動を行ってゆくことになります。

働き盛りのアラフィフの方は、運動を継続することや、食事制限もどうしても外食になるケースもあって困難であることはよくわかります。しかし、10年後20年後を健康で安心して生活するためには、小さくても何か出来ることから始めることが大切です。

週に1回一駅歩くとか、エレベーターから階段にするなど『日常生活に取り入れた運動を行う』こと、『ご飯のおかわりを止める、夜食を止める』などちょっとした工夫の余地はどこかにあるはずです。
繰り返しになりますが、まずは行動を起こすことが大切です。

Follow me!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

前の記事

老眼あなたは大丈夫?

次の記事

肺炎球菌ワクチンについて