夏バテには鰻


『土用の丑の日』には鰻を食べて元気を出すという風習がありますね。この時期の鰻屋さんは大混雑で、値段も高くて中々気軽には食べられなくなっています。
平賀源内が発案したという話もある『土用の丑の日』の鰻は、鰻本来としては脂が落ちて美味しい時期では無いものの、夏に栄養を取るという点ではいいご馳走と言えるでしょう。

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本日は、夏バテについてのお話しです。

夏バテとは

夏バテという病名はありません。一般的には「夏になって体力が落ちること、食欲が無くなり、倦怠感がある」など特にこれと言った病気では無いが、何となく調子が悪いことを指して使われることが多いようです。
暑気あたりといったりもします。
原因は、エアコンが普及している現代においては、室内外の温度差が激しいために体温などを調整する自律神経に異常をきたすこと。
高温による発汗や飲水量の不足などで、体内のイオンバランスが崩れることなどが考えられています。
軽い『熱中症』や『脱水症』の状態の時もあります。

夏バテ対策

食事

「栄養価の高いものを食べる事が良い」とされています。

特に、疲労回復に効果的な玄米・豚肉・ウナギ・豆類・ねぎ・山芋などの良質なたんぱく質・高エネルギー・高ビタミンの食材をしっかりと、取り入れましょう。

エアコンの温度調節

「外気と5度以上差が出ないよう」に温度設定をこまめにしましょう。職場や学校など、自分で温度調節が出来ない場合には、軽く羽織るものを用意するなど工夫しましょう。

適度な休息

体調が悪い時には、「適度な休息」が必要です。無理をすると長引きますので、「睡眠を多め」に取るなど、体を休めるように心がけましょう。

訪問診療の場面

訪問診療は外回りですので、炎天下を歩いたり、暑くなった車に戻ったり、エアコンの効いていない家の中で汗だくで診療したりと厳しい環境での仕事です。
自身の体調管理も、難しい時期です。

鰻を食べて元気を出したいところです

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