検査数値について


健康診断を受けると血液検査結果が返ってきます。
高血圧や糖尿病などで定期的に医療機関を受診している人は、毎回検査数値のコピーを貰っている人も多いと思います。
検査で何がわかるのか?あなたはご存知ですか?
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一般的には血液検査は2つに分類されています。
血液中の血球と呼ばれる玉の部分(血算)と、血漿という液体の部分(生化学)の検査です。

血算では白血球、赤血球や血小板の数や濃度を計ります。赤血球の濃度が薄くなる貧血はこの検査でわかります。ヘモグロビン(Hb)で表記されている事が多いです。
生化学では肝機能、腎機能、コレステロール、電解質などを計ります。
糖尿病であればHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を、心不全であればBNPといった項目が更に追加となります。
肝臓の数値ではGOTやGPTというのを良く聞くと思います。今はAST、ALTといわれることが多いのですが、肝臓が壊れた時に出る酵素を計っています。これらが高いと肝臓がダメージを受けていると云うことになります。
腎臓の数値ではクレアチニンを見ます。正常では1.0以下が一つの目処ですが、年齢、性別により基準の値が変わります。この数値が高くなると腎臓の機能が落ちていることになります。腎機能がいよいよ悪くなると電解質の中のカリウムの値が高くなります。
コレステロールは、善玉コレステロール(HDLコレステロール)と悪玉コレステロール(LDLコレステロール)そして中性脂肪の3つがあります。
中性脂肪は食事による影響が大きいので絶食で計らないと正しい数値は得られません。簡単に言えば善玉は多いほど良くて、悪玉は少ないほど良いです。悪玉コレステロールが多くなると動脈硬化の原因になり、脳梗塞や心筋梗塞の危険が高まります。

お金が貯まる人の話として、給与明細中の税金や社会保険料の金額を把握している人がそうであると、良くいわれる事がありますよね。
健康も同じ事ではないでしょうか。自分の検診結果の数値を把握しておくことがまず大切だと思います。

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