乾皮症


お風呂や、布団に入ってしばらくして体が温まると、手足や腹などが痒くなることはありませんか?

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これは乾皮症といって、皮膚が乾燥するために起こる病気です。冬場に多いのが特長です。
皮膚の角質層が乾燥によって壊れ、体が温まり血流が良くなると痒みが出てきます。原因は男性ホルモンの減少があると言われています。
足のスネの部分や踵が痒くなることが多くて、アラフィフの男性の方も結構悩んでいる方がいるのではないでしょうか。

年齢を重ねると老人性乾皮症といって、落屑という白い粉を吹いた状態になり、それがポロポロと落ちてシーツを汚したりします。
痒みがありますが、一度掻いてしまうと表面の皮膚が壊れて更に痒みが増します。夜眠れない原因となって日常生活にも影響を与えます。

予防とケアでは、以下の3点に気をつけて下さい。

  1. 室内湿度
    冬の乾燥時に暖房を使うと、更に乾燥して症状が悪化します。高齢者のいるところでは、湿度を高くする工夫が必要です。
  2. 入浴方法
    皮膚を清潔にする上では洗い流すことが必要です。ただ、刺激性のあるアルカリ性の石鹸は控えたほうが良いでしょう。化繊のタオルで擦るのも良くありません。柔らかい木綿か手で少量の石鹸で優しく洗いましょう。
    入浴剤の使用も良いです。
  3. 保湿剤
    入浴後にワセリンなどで保湿に努めましょう。
    痒みがあれば尿素軟膏などの薬を併用する事も良くあります。慢性化して皮膚の状態が悪い場合には短期でステロイド軟膏を使う事もあります。

困った時は薬局や医療機関で相談して下さいね。

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