お部屋で入浴の快適生活


家で介護をするとなると、困るのがトイレとお風呂です。
ご本人が立ってしっかりと歩ける状態であれば負担は軽いのですが、杖や手すりを使っての伝い歩きをするようになると誰かの介助や見守りが必要になります。

本日の話題はお風呂です。
ほとんどの家にはお風呂があると思います。お風呂で自由にゆっくり浸かれば、疲れもとれてリラックスできますよね。
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健康な人には気がつきにくいのですが、実はお風呂には危険がいっぱいなんです。

  1. 温度
    冬は特にそうだが、日本建築の場合、浴室と居室の温度差が大きい事が特徴。暖かい所から急に寒い所に移動すると、交感神経が活発になり血圧が上昇する。
  2. 床が滑る
    足下が滑りやすくて転倒の危険がある。床、壁、浴槽などが硬いタイルのところもあり骨折や外傷の危険がある。
  3. 浴槽が高い
    入る時に、足がつかえて転倒の危険がある。
  4. 浴室でおぼれる
    意識消失を起こせば直ぐに溺れてしまう。
  5. 狭い
    狭くていざという時に救助するための人が入るスペースがない。

浴室に手すりを付ける、マットを敷く、更衣室には暖房を入れるなど、ある程度準備する事で危険を減らす事が出来ますが、やはり限界があります。

昼間デイサービスを利用している方ですと、入浴はデイの日のみで家では入らないと言うのもよく聞かれます。
寝たきりの方でデイサービスも利用していない方の場合には、体を拭くだけで済ますこともありますが、お風呂が好きな方でしたら入りたいですよね。

そんな時は訪問入浴サービスを利用する手があります。

訪問入浴は、浴槽を持ち込んでお部屋の中でお風呂に入って貰うサービスです。介護保険の利用が可能です。通常は看護師とヘルパーの複数体制で行います。
大人数で抱えて湯船に入り、体を洗いますので、気長にゆったりというわけにはゆきませんが、さっぱりとして気持ちが良いと評判もいいようです。

お部屋でのお風呂。
頭の片隅に覚えて置いて、必要となったら検討してみてはいかがでしょう。

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