半沢直樹「倍返し」と『統合失調症』
数年前に流行ったドラマを、ふと思い出しました。
今日は、サラリーマンの苦労と『統合失調症』のお話しです。
ドラマ半沢直樹
『半沢直樹』は、池井戸潤による小説"半沢直樹シリーズ"のテレビドラマ化作品です。原作『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』の名の通り、いわゆるバブル時代に入行した主人公が、銀行の中でのし上がって行くサクセスストーリーです。
私はバブル直前の 1987年に商社に入社しました。ほぼ同じ年代であることで親近感が沸き、小説もテレビドラマも楽しませていただきました。
有名になった『倍返し』では、溜飲を下げる事が幾度となくありました。
ただ、現実の世界において『倍返し』出来る機会はあり得ませんし、上司の命令は絶対である事が多いはずです。一歩間違えたら関連会社に出向、そのまま転籍なんて事になり兼ねません。
給与やボーナスも下ってしまうと、経済的なダメージが大きく、住宅ローンの返済にも支障が出てしまうかも知れません。
仕事を続けて行く事は何かと苦労も多いです。
『統合失調症』について
「半沢」の同期で上司のいじめから『統合失調症』を発症した友人がいました。
『統合失調症』は、どの年齢でも発症しますが、特に思春期から青年期において、自立した生活を開始した頃に発症する事が多いと言われています。
原因は解明されていませんが、遺伝的要因とストレスなどの環境要因があるとされています。
特徴は、幻聴を中心とした幻覚、妄想が起こる事です。
自己と他者の垣根が崩れる障害であって、自分の考えが他者に伝わったり抜き取られたりする感覚と、他者の考えが自分に入ってくる感覚があります。
自殺率も高い疾患です。
『統合失調症』の治療は、精神科で行われます。内服薬と心理療法の組み合わせで治療が行われます。
決して治らない病気ではありませんし、治療によって社会復帰できる方も沢山います。
「半沢」の友人も立ち直りましたね。