単身赴任する?しない?
会社員の方は、遠方に転勤となることは良くある話です。会社によっては、行き先は日本だけでなく、外国の場合もあります。
この時、家族と一緒に新天地に赴くか、単身赴任となるかの分かれ目は、子供の教育問題や、介護問題です。
子供が中学生以上の場合には、どうしても子供の教育を優先しがちです。転勤先が都会から田舎へ異動の場合は特にそうです。
また、介護が必要な親がいる場合には、新たな介護者が居るか、施設入所がないと帯同は困難でしょう。
今日は、単身赴任のお話しです。
単身赴任のメリット、デメリット
メリット
残った家族は、現在の生活を変える必要がないことです。
夫婦ともに、自分の自由になる時間が増えるなど生活パターンが変わる事ですが、必ずしもメリットになるかは分かりません。
デメリット
金銭的には、会社の手当があっても、生活費が二重になるため負担増になることが多いようです。
健康面では、夫にもよると思いますが、食事が外食やインスタントものが多くなり、体調管理が困難となります。また、精神的に問題となることがあります。
人生の中で、大きなストレスを受けるイベントとしては、『愛する人の死』『離婚』『転職』などがありますが、『昇進』『転居』も大きなストレスになります。
単身赴任の場合、夫は新しい職場環境と、独居生活の二つに、同時に慣れることが必要となりますので、かなり精神的にストレスがかかります。また、残された妻子も、夫や父が居ない生活パターンに適応しなければなりませんので、やはりストレスがかかります。
この状況に上手く適応できれば、新たな楽しみが増えるなどプラス面も生まれますが、適応できない場合は、ストレスから『うつ病』になるなど、精神的な問題が起こる可能性もあります。
精神的ストレスがかかる点では、単身赴任も帯同も、職場と生活が変わることになりますのでどちらの場合も同じかも知れません。ただ、困ったとき辛いときに身近に家族がおらず、相談相手が居ないので、単身赴任の方が大変ではないかと思います。
転勤命令を拒否することは、現実的に困難です。それである以上、私たちは単身赴任か家族帯同赴任かを、選択しなければなりません。
何を大切にするのか。
その時になって慌てないように、日頃から良く夫婦で相談しておく必要がありそうです。