華やかな結婚式と夫婦生活
昨日はどうにも体が動かなくて、ブログをお休みしました。
アラフィフになって体力気力が落ちていることを実感します。
さて、今日は海辺の船の発着が見えるカフェで結婚式がおこなわれているところに遭遇しました。
華やかな花嫁衣装が素敵でした。
アラフィフの方で結婚している方は、ほとんどが数十年前に結婚式を挙げたことでしょう。「アバタもエクボ」と言われるように、夢中になっていると全てが“良く”見えます。しかし、いざ結婚生活を初めてみると、情熱が薄らいでいくと同時に、少しずつ悪い点が目につくようになりますよね。
訪問診療に行っていると、色々な夫婦に出会います。
まだ10代の息子さんが『脳腫瘍』のため余命が数週間のご夫婦、40代の奥さんが『乳がん』となり余命数ヶ月のご夫婦などなど。
「こんなはずでは無かった」という思いを持ちながらも、懸命に夫婦で力を合わせて「今を生きている」方々です。
一方、念願の子供が障がい児で出まれてきたご夫婦では、その後、夫が逃げて離婚となり「母一人子一人」で生活されている方もいます。
夫は、思い描いていた理想と現実とのギャップに耐えられなかったのかもしれません。
結婚式は2人の生活の始まりであって、終着点ではありません。
大勢の人に祝って貰って幸せに浸っていられるのもわずかの時間です。
結婚生活は始めることよりも継続することの方がはるかに大変です。
「人生山あり谷あり」です。いいこともあれば、悪いこともあります。
「その時々を、2人の力で乗り越えていくことが本当に大切なのだろう」と華やかな結婚式を目にして思いました。