急に足が腫れて痛い!痛風です


風が吹いただけでも痛いというところから名前がついたと言われる『痛風』
実際になった人に話を聞くと激烈な痛みのようです。
今日はその『痛風』のお話です。

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痛風とは

『痛風』は痛風発作とも呼ばれ、血液中の尿酸が高くなると、起こりやすいといわれています。
尿酸はハリネズミのように尖った結晶を作ります。
血液の中で濃度が濃くなった尿酸が、結晶化することによって、血管の壁を傷つけることにより起こります。赤く腫れて、熱を持ち、鋭い痛みが出ます。
働き盛りの男性に多い疾患です。
よく起こる場所は足の親指の付け根です。足は体よりも体温が1、2度が低く、また、血流も悪くなりますので、尿酸結晶ができやすいためです。

どんな人に多い?

尿酸値の高いひとが多いです。一般的には体内で分解されて尿酸となる、プリン体を多く取っているひとに多くなっています。

プリン体はあらゆる食べ物に含まれていますが、レバーなどの肉や卵などに多く含まれていて、『ぜいたく病』と呼ばれていた事もあります。しかし、煮干しなどにも多く含まれている事から、必ずしも贅沢品に限った事ではありません。

また、一般的に『痛風』のひとは肥満の人に多い傾向があります。食生活では、なるべくプリン体の少ないものにする必要がありますが、最も効果的なのは食べ過ぎを控えて体重を落とし、肥満を解消する事です。

痛風になってしまった時の治療法

痛み止めを使い、炎症が治るのを待ちます。

予防

食べ物ではプリン体を多く含むものを控える事です。
また、尿をアルカリ性にするものを取ると良いと言われています。これは、尿酸はアルカリ性で溶けやすく、酸性では溶けにくいためです。尿をアルカリ性にする事で、尿に尿酸を溶かして外に排出しやすくなります。
ひじき、わかめ、昆布などの海藻類、ほうれん草、ごぼう、にんじんなどの野菜、きのこ類などがそうです。

また、水分摂取に気をつけて下さい。水分の摂取量が少ないと血液が濃くなり、尿酸が結晶になりやすいためです。

検査で尿酸値が高いと言われた人

『高尿酸血症』という病名になります。採血検査での尿酸値の正常値は7mg/dl以下です。

これまで『痛風』になった事がない人で、尿酸値が10mg/dl以下であれば、薬では無くて生活習慣の見直しで改善される事が多いです。

『高尿酸血症』の人は『動脈硬化』も起こしやすいことがわかっています。
もし、『糖尿病』や『高血圧』、『高コレステロール』などがあれば、まずその治療をしっかり行う事と、体重を落とす事が必要です。

過去に『痛風』を起こしている人は、生活習慣の見直しと共に、尿酸ができにくい薬や、尿酸を排泄しやすくする薬を使って治療する事になります。

体重を落とすことが痛風予防には大切です。

 

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