医師の一言


今日は、医師の『言葉』についてのお話しです。

Handsome successful doctor speaking to a senior patient

最近、『子宮体がん』の女性の訪問診療が開始されました。
その方の話を伺うと、2年前に不正出血があって産婦人科を受診すると『子宮体がん』の診断がくだされたとの事です。
その時に、医師から「手術をすれば、赤ちゃんは抱けなくなる」「8ヶ月は入院が必要だ」と脅されて、どうしようかと考えている間に受診が遠のいてしまったそうです。

ちなみに、この女性は助産師で、助産院を経営されています。おそらくは軌道に乗りつつあった助産院の仕事が出来なくなる事が心配だったのでしょう。

それからも不正出血が続く中、頑張って仕事を続けていました。
2ヶ月ほど前に、いよいよ腹痛で動けなくなり、以前と別の病院に受診して入院となりました。
検査の結果「もう、手術も抗がん剤の治療も適応ではない」と、言われて退院して自宅に戻ってきたのでした。

「初めの医師との折り合いが悪かったのです。今は後悔しています。」と、女性は言います。

恐らく、最初に診て貰った医師は、子宮体がんの手術とその後の経過についての一般的な説明をしただけだったと思います。決して脅したわけではないと思うのです。
しかし、結果的に治療を行うはずの医師の言葉によって、この方は治療が受けられなくなってしまいました。

医師の言葉は非常に重いと思います。

医師の言葉は、患者にとって『癒やし』にもなるし『凶器』にもなります。
自分の発する言葉が、相手にどのように届いているのか、常に意識していないといけないと改めて思いました。

アラフィフのみなさん

医師は、あなたのことを全て知っているわけではありません。
何気ない医師の言葉に傷つけられることもあるでしょう。
そんな時は、医者を変えたら良いのです。
患者・医師の関係であっても、人と人との関係です。気の合う関係も、合わない関係もあります。

決して、受診そのものを中断する事のないようにして下さい。

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