五十肩について
『五十肩』は肩関節周囲組織が衰えることで、肩関節の痛みと運動障害を認める疾患群と言われています。五十肩には特に原因が無いことが多くて、ちょっとした怪我がもとで肩の不快感や痛みがおこることがあります。
その名の通り、40代から50代に多い疾患です。
典型的には腕が90度以上上がらなくなり、背中に回したりすることが困難となります。
痛みの強い急性期(2週間程度)から慢性期(6ヶ月程度)を経て、1年程度で自然に治ることが多いと言われています。
私も、1年前に両方の肩が上がらなくなって、生活にも支障をきたす程でした。特に困ったのが、腕をのばせないので機械式の駐車場の駐車券を取ったり支払いをすることができないことでした。
痛み止めを内服したり注射することによって、一時的に痛みは軽減します。急性期を過ぎたら、肩の可動域を広げるような運動することが有効と言われています。少し痛みが出る程度に肩の運動を継続することが良いと思います。いわゆる『振り子体操』が有効とも云われていますので興味のある方はネットで調べてみて下さい。